2019年12月に中国武漢市で新型コロナウイルス感染症(SARS-CoV2)が初めて報告され、2020年1月14日に本邦1例目が報告されました。
これまで季節性インフルエンザ流行期には院内感染対策として体調不良者の診療を発熱外来棟で行って参りましたが、新型コロナウイルス感染症報告後は、診察までの動線も完全に分けることにしました。
それに伴い、2020年10月に発熱外来棟脇にカーポートを設置しました。
新型コロナウイルス感染症の更なる流行、今後強毒性の新興感染症が流行した場合には、カーポート診療も行えるように準備を進めました。
2022年9月時点では、体調不良者の診療も時間を指定させて頂いた上で、院内にて行っています。
これまで咽頭痛や呼吸苦、発熱で来院された患者様が、細菌性扁桃炎、気胸、心房細動、急性胆嚢炎等であった場合を数多く経験しました。
カーポート診療やオンライン診療では診断がつかなかったかもしれませんが、咽頭・胸部・腹部診察をしていれば、診断は比較的容易であったと思います。
身体診察の重要さを再認識し、当院では当面対面診療を継続していく方針です。 |
|
|
|
|